※お暇をこじらせて兇茲


ここ最近のajiのお芝居では鼻眼鏡をかけて俳優が演じる事が多い。
反応は様々だ。
・「面白い」
・「意味が分からない」
・「誰だかわからない」
・「逆に個性がクッキリ出る」
・「ピエロみたい」
・「オリジナリティーを出そうとしてるんじゃないか?」

私としては作品に色々な感想を持っていただけること、それ自体がありがたいことである。
しかし、なぜ?と聞かれたら今は「好きだから」と答えたいと思っている。
勿論「鼻眼鏡をかけると俳優に影響が出る」というような理屈や理由はあるのだが、あえて趣味的なルック(見た目)のことを書いてみる。
鴨居玲という洋画家が居て、私は彼の絵の中にある「闇」と「朱」に惹かれるのだ。おこがましい言い方をすれば、共感といってもよいのかもしれない。





※(実は最近知ったのだが)この画家と私は同郷らしい。…あらためて検索すると諸説あるようだが。
「墨・黒」でなく「闇」。「赤」でなく「朱」。悲しさ。潔さ。
表現する時の手際やモチーフの選び方が、このようにありたいと思っていて、ともかくこの感性を土台に、私なりの絵作りをやっているのだ。私なりのという部分を今あえて言葉にするなら「ニセモノ化」である。これはまだキチンと語れる段階ではないが、問題提起をするなら、上に貼り付けた絵画は一見するとヨーロッパ人が描いたもののようだけれどもそうではないので、
日本人が描いた痕跡があり、またその選択をした理由が画家にもそれを観る私の中にもあるのだと思っている、というところか。
「ニセモノ化」に関してはまたいつか整理できたら書こう。

島 貴之